儲けって何ですか? 何のために儲けるのですか? 中小企業家同友会東葛支部10月例会

『儲けてなにが悪い!パートⅡ』 ~社員の悲痛の叫びで目が覚めた! 経営指針の実践で粗利率が回復~

東葛支部長の日東商事(株) 坂本社長の経営報告でした。
 

様々なデータに基に業界の現状分析、それに伴う自社の現状分析から始まり直近の自社の売上などの詳細な生々しいデータまで公表いただき、日東商事さんがこの厳しい業界状況でなぜ業績を上げることが出来ているかの報告をしていただきました。
 

坂本氏は今までも数多くの報告をされていて、
・疑問、問題などが有った際は、先ずは社内でグループ討論にて意識共有。
・今回の報告でも色々と出てきたデータ分析。感覚に頼らない裏付けされた現状分析。
このあたりはよく話に出ていました。

今回の報告では、
・粗利率
・一人当たりの付加価値
・労働生産性
・労働分配率
など科学的分析の数値の説明、成長している理由などを赤裸々に説明していただきました。

新規開拓はしなくていい。

聞く方によっては衝撃的な言葉だと思います。
普通は「新しいお客様を増やせ、増やせ」を口にする経営者さんが多いのではないでしょうか?

坂本氏の業績成長のヒントは「既存客の掘り起こし、深掘り、全受注」
成功率の低い新規開拓に時間をかけるならば、その分の労力を既存客に全て費やそう!でした。

今後の課題としては、組織づくりを強固に、幹部とのより深いコミュニケーション構築、そして毎年新規採用を目指すだそうです。

儲けって何ですか? 何のために儲けるのですか?

グループ討論はこのテーマ。
 
 
グループ報告では、
・企業が存続していく、発展していくためには必要なものである。
・企業は理念を実現するための『箱』であり、理念を実現するために『箱』を拡大する必要がある。そのためには利益を出し続けなければならない。
・お客様に商品・サービスを提供し続けるためには利益を出し続けなければならない。
・『儲ける』と『儲かる』は違うよね。仕組みづくりの問題だ。

など、様々な角度からの発表がなされました。

次回は11月のランチ例会になりますので、多くのご参加をお待ちしております。